ご存知のように、今年のCyLのクリスマス・パーティーでクアトロクラスの演奏が依頼されています。2曲+アンコールの3曲を考えており、まず1曲目となる曲をホローポ・セントラルJoropo Centralのバンドーラ曲『バホ・セコ』Bajo Secoとすることにしました。
ホローポ・セントラルは、スタッカートが多く跳ねた調子の、明るい曲調ではユーモラスな趣きさえある田園風の「ダサかっこいい」ホローポです。アフロ系のホローポでもあります。『バホ・セコ』は、バンドーラ・セントラル(金属弦8弦)の人間国宝、フアン・エステバン・ガルシーア Juan Esteban Garciaの作で、マイナーで始まり、ホローポ・セントラルらしい豊かな構成を経て、ノリノリのメジャーで終わります。
バンドーラでメロディーを弾くのも、クアトロでコード伴奏するのもとりあえずできますが、スタッカートを多用した「味」を出すのが難しいかもしれません。
メロディー譜は、バンドーラクラスの教材としても用います。セグンデーオがなく、音の数が比較的少ないバンドーラ・セントラルの曲は、しっかり叩いて弾く練習には効果的だと思います。バンドーラ・ジャネーラで代用する場合は、4弦を1音(2フレット分)落として「ソ」にしてください。ピッキングは、基本的に表がダウン、裏がアップですが、裏がすぐ下方に位置する弦であったり、弾き切れるならどの音でもダウンで弾いてい下さい。タブ譜にはしていないので、階名と弦・フレットがつながらなければ、開放弦から計算してポジションを見つけたり、DとDmのスケールのプリントを参考にしたりして下さい。12月に間に合えば、私といっしょにメロディーパートを弾いていただいてもかまいません。
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