第58回(12月7日)クラスの復習

■知識コーナー:ベネズエラのアギナルド
Aguinaldos Venezolanos = Parranda Navideña

「アギナルド aguinaldo」という言葉は、「クリスマスのプレゼント」、「ボーナス」という意味のほか、クリスマスの時期に歌われるクリスマスソングの一ジャンル名でもあります。音楽的に使われる場合は、メレンゲ・ベネソラーノないしパランダのリズムに、幼子イエスの誕生をはじめとするクリスマス関連の歌詞をのせた特定ジャンルの呼称から、ビジャンシーコ villancicoという単語とならんで大雑把にクリスマスソング全体を指す場合まで広く使われます。

・一方、アフロベネソラーノの色合いの濃いパランダ parrandaという音楽ジャンルがあります。リズムもアギナルドと共通であり、aguinaldoはparranda navideñaと呼ばれることも多いです。ただ、傾向としては、aguinaldoの方が、5/8拍子のメレンゲのリズムで、よりしっとりと落ち着いたまじめな歌詞であるのに対し、「どんちゃん騒ぎ」が原義であるparrandaは、2/4拍子でより活力がありおどけたところがあるように思えます。

・ベネズエラでは、クリスマスが近づくとパランダを演奏する楽団が家々を巡って、家族の団欒やクリスマスの飾り(イエスが誕生した瞬間を再現したもの)に対して演奏を捧げる習慣があります。おひねりをねだったりするため、ハロウィーン的な趣きもあります。

動画①:パランダ楽団のショートドキュメンタリー ※おまけのCM映像の中のAguinaldo Estudiantilは、「学生へのアギナルドの演奏」と「(クレジットカードを使うことによる)学生へのボーナス」という二重の意味で使われています。


YouTube: クリスマスのパランダ楽団 Parranda Navideña en Venezuela

 

楽団がAguinaldo al Niñoを歌ながら登場します。「テーブルの仕度をしよう、テーブルの仕度をしよう、灯りをともそう、幼子イエスを迎えるために!」とコーラスしながら。

・ 治安のあまりよくないベネズエラですから、またそうでなくても、見ず知らずの人(楽団)が突然訪れて家にどやどやと入ってくるのは人によっては抵抗がある ものでしょう。そこで、アギナルドやパランダの歌詞には、楽団が家を訪れて扉を開けてくれた開けてくれないをテーマとして扱うものがときどき見られます。 たとえば、定番曲Tun Tunです。以下歌詞の拙訳です。歌詞は楽団と家の中の人の問答として展開します。

 

トン!トン!(ノックの音)
誰だ?
怪しい者ではございません。クリスマスですよ、ドアを開けてください。
まず警察を呼んでまっとうな人か、嫌がらせをしに来たのか確かめてもらおう。
トン!トン!
誰だ?
怪しい者ではございません。クリスマスですよ、ドアを開けてください。
イエスが生まれたならベツレヘムに行ったらいいではないか。私は寝床から祝福するから。
トン!トン!(ノックの音)
誰だ?
怪しい者ではございません。クリスマスですよ、ドアを開けてください。
睡眠を邪魔して健康を害する気か!イエスが生まれたからといって夜更かしなんかしたくない!
トン!トン!(ノックの音)
誰だ?
怪しい者ではございません。クリスマスですよ、ドアを開けてください。
ドアは開けないぞ!ほかでやってくれ!悪魔よ、こいつらを連れて行ってくれ!ほっといてくれ!

 

・動画②:ベネズエラ国営放送TVesにおいて、政府支持のアーティストたちが勢ぞろいで、そのTun Tunを大合唱するビデオクリップ、こんな感じにできれば最高!


YouTube: Aguinaldo “Tun Tun” en TVes

 

■ El Burrito Sabanero

・前日に、Si me ven… のハモリについて練習しましたが、今回はみなさんのハモリはありません。 私が適当にハモリます。

 

■ La Cabra Mocha

・1番のコーラス部分(Ahi viene la cabra mocha…)は、私だけが歌います。2番からいっしょに歌ってください。

 

※なお今週は金曜のベネズエラ料理教室はお休み。プレ納会として名古屋名物(?)スガキヤのお鍋で締めくくりました[E:delicious]

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