クアトロ自習に役立つパソコンソフト各論編 The KMPlayer (Windows)

9月14日クラスの「知識コーナー」 で解説した The KMPlayer (Windows)の使い方詳細です。

以下に基本的な動作に対する便利なキー操作を列挙します。まず、キーボードにテンキー(ナンバーキー)がある場合の説明です。キー操作する前に、入力モードが英数字になっていることを確認してください。ひらがな入力になっていると反応しません。

①再生ファイルを開く:普通に左クリックをダブルですると、The KMPlayer(以下KMP)がデフォルト・プレーヤー(いつも使う規定の再生ソフト)になっていない場合は、別のソフトで開いてしまいます。そこで、右クリックから、「プログラムから開く」にカーソルを載せると、候補になる再生ソフトが表示されます。その中にKMPがあれば、それを選びます。するとKMPで再生されることになります。このプレーヤーは万能プレーヤーなので、いっそ今後ともこの動作をしなくても、通常のダブルクリックで開けるようにするためには、右クリックで「プログラムから開く」にカーソルを載せたときに、候補のソフトの下に出る「プログラムの選択」をクリックし、表示される一覧からKMP選び、「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」にチェックを入れましょう。

②画面調整:動画ファイルなら、まず通常のソフトと同じ要領で左上のボタンで最大化します。その後、アスペクト比(縦横比)がおかしければ、右クリック→画面調整でいろいろと選んで調整してみてください。テンキーのアステリスク(*)を何度も押して選んで調整することもできます。

ボリューム:システム全体のボリュームは予め調節しておいてください。ここで扱うボリュームは、KMPに関してです。Enterキーのすぐ下に4方向の矢印があります。↑(up)でボリューム増大、↓(down)でボリューム減少です。ところで、再生時の初めや終わりごろの無音部分でノイズが拡大しますが、それをなしにしたい場合は、KMP上で右クリック→音声→音量正常化のチェックをはずして無効にしてください。音量を均一に保とうとするため無音部分のノイズが増大してしまうのです。ただ、何曲も連続再生する場合は、ボリュームの差を補正するので便利です。

④一時停止と再開:KMPのウィンドウがアクティブになっていれば、スペースキーで一時停止ができます。マウスなどで再生ボタンをいちいちクリックするよりも断然便利です。再度押せば、再生が始まります。

⑤少し進む・少し戻る:再生中にEnterキーの下の、→(right)で5秒進み、←(left)で5秒戻ります。左下角のコントロールキー(Ctrl)を同時押しながらすると、30秒進んだり戻ったりできます。必要な箇所を探すのに便利なキーです。

⑥ズームインとズームアウト:テンキーのプラス(+)で拡大、マイナス(-)で縮小。アステリスク(*)で元に戻ります。

⑦移動:拡大した部分は、テンキーの8(↑)、2(↓)、6(→)、4(←)で、自由自在にセンタリングできます。5を押すと通常のセンターに戻ります。

⑧再生速度コントロール:シフトキー(Shift)とテンキーのプラス(+)で速く、マイナス(-)で遅くできます。Shiftとテンキーのアステリスク(*)で元の速度に戻ります。

⑨区間リピート:始点をF5、終点をF6で設定し、その区間内をループ再生します。解除・再開は、F8です。私的には、キー設定を変更して、この3つのボタンを、Z、X、Cに割り当ててはと思います。ファンクションキー(Fと数字)は、少し遠い感じがするので不便で、左手でより楽にリピートの操作をし、右手で鉛筆やマウスを持って別の作業ができます。区間リピートはABリピートなどとも呼びますが、この際ZXリピートと呼び、CでCancelすると覚えるのです。

⑩音声の同期:配信動画やYouTubeからのダウンロード映像は、非常に圧縮されており、パソコン環境によっては音声と映像がずれて再生されることがあります。また、速度100%のときは問題なくても、ゆっくりにするとずれが生じることもあります。そのずれを補正するのが音声同期です。これは、少し面倒でありながら、非常に重要な機能です。まず、音声を同期させやすいような、音や動作の途切れがよく目立つ部分を探し、その前後を選んで区間リピートを設定します。さらに、自分の再生したい速度を設定しておきます。音声同期の微調整はは、速度ごとに変わってくることが多いからです。このように再生させたままの状態で、右クリック→再生(音声ではない!)→音声の同期→音声の再同期で、小さなウィザードが出ます。映像見ながら、スライダーを、Enterキーの下の、←(left)と→(right)で微調節して下さい。この設定は、いったん閉じるとキャンセルされてしまうので、ファイル名と速度と補正の値をメモしておく必要があります。再同期のウィザードを出すまでのクリックが面倒なので、いっそそこへいきなりジャンプできるショートカットキーを設定するのも手です。私の場合、開いているF10を充てています。

⑪ショートカットキーのカスタム設定:KMPは無限の機能がありますが、クアトロ練習には、以上に紹介した機能ぐらいで十分です。マウスでなく、ショートカットキーで操作することを上述のように紹介しましたが、ショートカットキーの設定を自分流にカスタマイズするとさらに便利になります。KMPの設定は、右クリックでもいいですが、F2を押します。まず、設定のウィザードが出たら、「一般設定」の+をクリックし、キー/リモートコントロール」をクリックします。左欄に「基本設定」が現れ、その下の枠内に頭に+のある項目が列挙されています。

ここでは、例として「ZXリピートCでキャンセル」の場合のZキーを設定してみます。 再生の+をクリック→区間リピートの+クリック→区間リピート開始位置をクリックする。そこでは、F5がすでに割り与えられています。これをZに代えたいわけです。枠の少し下に、赤字で「キー」とありますが、そのF5と表示している枠内をクリックし、Zキーを押すと、F5に代わってZが表示されます。同時に「選択したホットキーは上記のメニューで使用されています」という警告のウィザードが出ますが、無視して「はい」を選びます。すると、上の枠内で「区間リピートの開始位置-Z」と赤字で表示されました。これで完了です。

もともとのキー設定を回復したい場合は、同様に選択しておいて、「選択をデフォルトにリセット」のボタンを押します。「すべてのキーをリセット」なら、全部が元通りになります。枠外の「現在の設定をリセット」、「すべての設定を初期化」など、KMPは簡単に設定を戻せてしまいますから、大事な設定が終わったら、その横の「設定をエクスポート」のボタンで、ファイルとして書き出しておき、間違ってリセットしたときのために備えるのもよいかもしれません。エクスポートされたファイルはレジストリーを書きかえるファイルで、2度クリックするだけで設定をインポートできるシンプルなものです。

⑫アップデートのチェック解除:KMPは頻繁に小さなアップデートを行います。その度にアップデートを尋ねてくるので、少しうるさいので、メジャーなアップデートが行われるまで、催促を解除するとよいでしょう。設定(F2)→一般設定→左欄の「開始時の動作」タブ→「最新バージョンが利用可能か確認する」のチェックをはずす。

・詳しいく説明しましたが、忘れたときに参照するのが見にくいので、以下のように表にまとめておきます。

・キーボートにテンキーがない場合のキー設定に関して、私の推奨設定を表にしました。テンキーの矢印関係キーを、Enter下の矢印キーに移しました。音量と5秒進退は、デフォルト(元のままの設定)です。

※ノートパソコンによっては、所定のボタン操作で一時的にテンキー割り当てを実現する機能のあるものがありますが、そういうテンキーは、KMPでは認識されないようです。

それぞれ、「キー/リモートコントロール」の項目の以下を操作します。

速度:「再生」→「開く際の動作」→「低速」と「高速」

ズーム:「パン&スキャン」→「フレームサイズ&位置」→「画面縮小」と「画面拡大」

移動:「パン&スキャン」→「フレームサイズ&位置」→「左に移動」から「下に移動」の4項目

音声の再同期にF10を当てる場合:「再生」→「音声の同期」→「音声の再同期…」

・私が細かい設定をしておいて、設定をエクスポートしたファイルを配信しようと思いましたが、パソコンが変わるとレジストリの追加ができないようでうまくいきませんでした。プレーヤーにより親しむためにも、各自で設定変更に挑戦してみて下さいね!