MOTIVOSの解説

MOTIVOS
Bolero por Italo Pizzolante

ボレロ:キューバで生まれスペイン語圏へ

・これまでいろいろなリズムに取り組んできましたが、ついにボレロに挑戦です!ボレロはキューバで生まれ、とくにメキシコで盛んに演奏されるジャンルです。トリオ・ロス・パンチョスなど有名ですね。キューバ、メキシコのみならず、スペイン、中南米全域で愛されています。ベネズエラも例外ではありません。友人が集うパーティーなどではとくに好まれる曲で、セレナーデにももってこいの曲種です。

 

モティーボスと音源

・『モティーボス Motivos 』は、ベネズエラの著名な作曲家イタロ・ピソランテ Italo Pizzolanteの代表作で、非常に親しまれたボレロです。ピソランテは、1992年、ハバナでのボレロ・フェスティバルにベネズエラを代表して参加し、見事1等を取りました。

http://es.wikipedia.org/wiki/Italo_Pizzolante

・今回は、ラ・ロンダージャ・ベネソラーナ La Rondalla Venezolana(全員がギターを抱えた男性コーラスグループ)のバージョンを参考にしたアレンジです。

ライブ映像



YouTube: LA RONDALLA VENEZOLANA….(MOTIVOS)

CD音源



YouTube: LA RONDALLA VENEZOLANA-MOTIVOS (BOLERO CLASICO VENEZOLANO )

国外でもルイス・ミゲルほか有名なアーティストによりカバーされています。



YouTube: luis miguel – motivos

 

クアトロでの基本奏法

・さてクアトロを使ってのボレロの弾き方ですが、これは人によって実にさまざまですが、以下のような弾き方を採用しようと思います。



YouTube: Learning through Music: Spanish Vocabulary from the Bolero Bésame mucho. Subt.

ただ、残念ながらこの動画では、映像と音声がかなりずれていますので、まず出ている音に耳を慣らしてから音声を切り、手の動きを見てください。音声を聞きながら見ると混乱します。

※RealPlayerなどでダウンロードして、KMPlayerで再生する場合は、右クリック⇒「再生」⇒「音声の同期」⇒「音声の再同期...」を選ぶと「オーディオストリーム遅延」というウィンドウが出ます。そこで、遅延の値を、-200msに設定して閉じて下さい。音声と動きがぴったり合います。

 

・譜面で表わすと以下のようになります。最初のパターンを中心に使い、2拍でコードが変わるところなどで、後のパターンも用います。最初のパターンは、手の動きとしては、ワルツを1小節分弾き、オープンのダウンとアップのチャスキードを加えたようなことになります。

ただこれを8分音符4つずつに分けて捉えるところがミソなのです。3拍目と4拍目の裏のチャスキードは、消音程度なので、小さく表示しました。4拍目の裏などはほとんど聞こえなくてけっこうです。ロマンチックな曲種ですから、雑な騒々しい音にならないことが大事です。加減してきれいな音を出すには大変よい練習となります。

Bolero

 

・そのほか、参考になるボレロ伴奏のYouTube動画です。



YouTube: CHEO HURTADO canta Bolero JUGUETE con Lilian en Barquisimeto



YouTube: En la oscuridad – Bolero con cuatro Venezolano Gerardo Valentin Folklore (Tito Rodriguez)



YouTube: CONTIGO EN LA DISTANCIA 4Karaoke Pedro Borrero

 

配布の譜面について

・メロディー譜は、今回の構成と関係なく、一般的なメロディーを記しています。今回は、セクションDのあとにD’を加えています。

・ファースト・クアトロとセカンド・クアトロからなり、ファーストが飾りのメロディー(オブリガード)を、セカンドがコード伴奏を担当します。

・ファースト・クアトロの譜面について。イントロは、上のメロディーをトレモロで弾いていください。譜面のプレイバック音源の倍の細かさのトレモロです。和音のトレモロが出来る場合は、2つの音を弾いて下さい。

・Xで表わされている音符は、その次に来る和音を弾く用意をする際、弦の上に指先をセットしながらゴルペ板に爪が当たるようにして、軽いノイズを出します。パーカッシブな効果と要領のよい準備となります。

・このバージョンでは、右手の親指は一度も出てきません。

・左手の指の指定で、Tは親指のことです。無理なら1で代用できます。

※の箇所については、2回目がことなるので、セクションA’として、譜面の終わりに添えられています。ここは、クアトロと歌が掛け合いをするところです。ルイス・ミゲルの動画参照。