第49回(4月13日)クラスの復習

■Juana y José

・クアトロでの通しを2回。
・歌は通した後、局所的に(とくにBメロの最初の3段)確認し、反復しました。
・歌に挑戦することは次回で一区切りつけることにしますが、まだずれてしまうところがありながらも、メレンゲのはまり方に慣れて伴奏が楽になるという点では、期待通りの成果があったと思います。

■Vals Pica Pica

・コード伴奏を2回、通しました。
・その後、メロディー弾きで通しましたが、戻ってAメロ、Bメロを始める部分が音が出ていなかったりするので、そこを取り上げて練習しました。次にA,Bのどちらのメロディーに行くにしても、545をチャランと弾いた後、開放弦を鳴らしているうちに、指板からあまり離れていない高さを(忍者のように)速やかに移動してください。そのチャランはすぐに放したいところですが、できるだけ次の開放弦がなるまで、移動せず音を保って下さい。
・Bメロのはじめは、以下のようにスライドを入れると、高音(12フレット)へのつながりがいい感じになります。
8フレットからのスライドが難しければ、まず10フレットぐらいからやってみればよいです。大事なのは、スライド音は装飾音なので、12フレットの音は2拍目の頭でぴったり弾かれるようにスライドすることです。

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・そのほか、メロディーを弾く際左手の注意点のいくつかです。前回の報告も参照。
*人差し指の付け根ぐらいのところで、ネックの下端に触れて支える。手の甲や手首を前に出しすぎるのはいけません。
*指板から持ち上げる指を大きく跳ねさせてはいけません。次の音を押さえるが難しくなります。指板の上をタランチュラが這うように移動させて下さい。非常に余裕がある場合、わざと指を跳ねさせてリズムをとることはあると思います、これは別です。
*いったん開いた指を毎回閉じずに、すぐ次にまた押弦するならば、1~2センチ上空で待っているようにするのがよいです。
・Bメロによく出てくる12-10-0-12-10-0などのようなパターンは、指が跳ねないようにするために、12と10を両方同時に押さえ、12を弾いているときに10がすでに軽く押さえた状態で待っているようにするのもひとつの工夫です。

■Corrido de los Pájaros

・スリーコードバージョンでスピードを変えての通しを3回。
・前回に引き続き、一人ずつ前に出てきて、伴奏を披露するコーナーを設けました。
・最後に、セレステがクアトロソロ・バージョンを披露しました。

■シモン・ディアスSimón Díazの『カバージョ・ビエホCaballo Viejo』

・シモン・ディアス(歌手・作曲家)は、ベネズエラ伝統音楽の巨大なモニュメント的存在であり、その漫談の才能を生かし俳優・テレビ番組司会などとしても活躍しました。とくに、Música Llaneraにおいて動的なホローポとコントラストをなす静的なトナーダtonadaを発掘し、重要な一ジャンルにまで昇華させたことは彼の数々の音楽的功績のひとつといえます。そして、シモン・ディアスの作詞・作曲によるこのカバージョ・ビエホは、彼の最も重要な作品と言っても過言ではありません。音楽形式としては、草原のホローポのパサーヘpasaje llaneroとなります。趣きとしては、トナーダの雰囲気をホローポのリズムにのせたような感があります。
・歌詞の訳は、私の逐語拙訳ですので、何か気づかれた方はご指摘下さい。Caballo Viejo、老いた馬は、ここでは、恋する老いた男性のことを暗示しているのは間違いないでしょう。
・まず、セレステによるデモ演奏をしました。
・次に、簡単コードバージョンにて、全体を2回通しました。
・歌が切れた直後のエンディングについては、F#m7(b5)を用いた方がより適切なので、以下のように弾くことを提示しました。できるものを選んでやって下さい。

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・応用コードバージョンを弾いてみる方のために、以下を指摘しておきます。F#m7(b5)は、B7と交互になるようなときは、B7を人差し指で押さえたまま、4弦から、0薬0中と押さえると楽です。C7(人中人人)からB7へは、そのまま1フレット下へずらして、B7を0中00としてもいいです。
・コードの応用の仕方は、主にF#m7(b5)とC7を挿入することによっています。前者は、ツーファイブであり、
F#m7(b5)がIIでB7がV7です。F#m7でもIIですが、いきつくコードEmがマイナーコードなので、そういうときは、5度の音を半音さげてb5にするといい響きでつながったりします。C7は裏コードとしてB7に前置されています。B7のBの前には普通F#7がきますが、その代わりに半音上のコードのセブンス、つまり、C7が裏コードとして使えるのです。

■和音の話:三和音

・今回は、クアトロでよく使われる三和音のメジャーコードとマイナーコードの構成音を探りました。手順は以下です。
*まず、各弦3フレットまでのフレットの階名がいえる。そうでなくても、開放弦の音名を知っていて、そこから、ピアノの白鍵と黒鍵の配置などを思い出して、数えながら音名をいえる。
 *例えば、Gコードが提示されると、4弦から、シ・レ・ソ・シと音を列挙する。
 *シがダブっていることを認識し、Gの三和音が、シ・レ・ソであると分かる。
 *次に、G=ソの知識により、1度を一番下に持ってきた和音に並び替えて、ソ・シ・レを得る。
・これを、Gのほかに、 C・D・Dm・E・Em・Gm・A・Am・Bmについて行って、その結果(三和音)を数えなくても分かるように覚えてください。Cはド・ミ・ソとすぐ出てくるみたいにです。また、GとGmなど、メジャーコードとマイナーコードを比べて、どこが違いを生んでいるのかつきとめてください。

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