興味深いCDの紹介

■興味深いCDの紹介コーナー
①Los Novatos de Cuatros y Más Cuatros

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Cuatros y Más Cuatrosは、以前に第38回の知識コーナーで扱ったBarquisimetoのクアトロの専門学校であり、そのオーケストラのことです。
http://cafeycuatros.com/archives/144
Los Novatosとあるので、下級生たちの方のオーケストラとなりますが、すばらしい演奏です。基本的には、クアトロ中心の重奏ですが、メロディーを弾くクアトロがきれいで、トレモロなどマンドリンが入っているかのような印象を受けます。アンサンブル用アレンジが非常に興味深いです。

②Henry Linares: Entre Querubines

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第44回の知識コーナーでLa Bikinaを扱いましたが、そのときにLa Bikinaのコード循環で2人の若手クアトロ奏者がバトルをするYouTube動画を紹介しました。そのうちの一人がこのHenry Linaresです。
http://cafeycuatros.com/archives/144
彼は、4歳で歌手デビューし、ギターやピアノも修めた秀才ですが、Cuatros y Más Cuatrosで理論やソルフェージュを始めたそうです。テクニックバリバリの対戦相手Carlos Capachoとは違った、ちょっと控えめで学究肌風のHenryのこのアルバムには、なにか優しいものを感じます。ちょっと日本的でもあるメロディーを持ったソロから始まり、ゲストを増していき、多様に盛り上がっていきます。ときに非常に強烈にかき鳴らす部分もありながら、共演者をリスペクトした演奏は、激しく主張し合う印象のあるベネズエラ音楽とは違って、平和なものを感じさせてくれます。Querubínとは、ケルビム(智天使)という天使のことで、派生して「天使ように美しい子供」という意味があります。Entre Querubinesとは、一収録曲の曲名ですが、何かこのアルバム全体の雰囲気を象徴しているようにも思われます。

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