本当に暑い日が続きますね!
私は、前回のクラスの翌日から、涼しくした部屋にこもって、クアトロの試作にふけっています。そして、下の写真が、私のはじめての試作クアトロです。
ペグとフレット以外はホームセンターの材料を使うという条件で、できたものがどれほど鳴るのかという実験です。つまり、ベニヤ板、工作材、アクリル板だけでクアトロを作ってしまおう!ということです。
サウンドホールの開け方を失敗してずれたことから、センターがおかしくなっていき、どんどん見た目でバランスをとって作業を進めるようになってしまいました。
ネックは、女性でも親指で押えやすいようにと、1フレットのところで3.5cmの細さです。
音量は意外にしっかりとありますが、深みがまったくありません。いかにもベニヤ板の音です。弦高は十分にありますが、なぜか4フレットでひどくびびります。ネックを取り付ける角度が微妙な鍵を握っていそうです。
もう少しいろいろな箇所を丁寧にしようとも思いましたが、これはこれで作る過程でいろいろなことが分かったのでとりあえず置いておいて、2本目と3本目の同時製作に入ろうと思っています。今度は、安価ながらもう少しギター向きの材料を使って作り始めています。
クアトロを試作!!?
出口先生は、クアトロ演奏者であり、指導者であるだけでなく、楽器を作ってしまうなんて、本当に、驚きです。
実際問題、クアトロは日本ではほとんど入手困難なので、是非是非、出口さんのお眼鏡にかなうクアトロを日本で製作して、音のずれのない、当たりはずれのないクアトロを、できるだけお手頃値段で提供していただけると、とってもうれしいです。
こんな奥の深いベネズエラ音楽に必須のクアトロという楽器を、もっと日本の人たちに知ってもらえたらいいですね。
期待しています!!!