クアトロとは

ベネズエラ全土とコロンビアの一部で使われる4弦小型ギター。スペインで第5・6弦が加えられ現在の6弦ギターになる前の、4コースのルネサンス・ギターから派生した楽器です。

4弦がゆえに、クアトロ(Cuatro:スペイン語で4の意)と呼ばれています。とくにプエルトリコなどのクアトロと区別する場合、クアトロ・ベネソラーノ(cuatro venezolano)といいます。
ベネズエラでは、ギターの多用される他のラテンアメリカ諸国と違って、クアトロが日常的な存在であり、ベネズエラ伝統音楽にとって国民的・象徴的楽器です。
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調弦はユニークで、低い第4弦から、ラ・レ・ファ#と順に上がっていき、第1弦のシ(1オクターブ下)で一気に下がります。
通常はかき鳴らして演奏するものですが、爪弾きでもギターのような味わいがあります。かき鳴らす際に「チャスキード」と呼ばれる鋭いカット(ミュート)音を挟み込むのが特徴的で、そのおかげでクアトロはパーカッシブな側面も持ち合わせているといえます。
ローコードによる伴奏が普通ですが、トップの音を形成する第2弦にメロディーを乗せ、同時に和音もリズムも含んだかき鳴らしによる、非常に技巧的なソロ演奏もますます発展しています。

◎Wikipedia – Cuatro Venezolano
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◎You Tube – 巨匠チェオ・ウルタードのソロ演奏例
http://www.youtube.com/watch?v=SZ82PYP5Mb4